Bluetoothスピーカー選びのポイント 端末などとワイヤレスで接続できる点がBluetoothスピーカーの最大の利点です。
皆さんケーブルが出てくるとがっかりしてしまうので無線ということがポイントなのですが、まだ無線電源が出来ていないので(いやできているのかも知れませんがまだ普及していないので、という方が正しいのかも)アンプ内蔵のスピーカーには必ず電源ケーブルが必要になります。
従ってワイヤレスと言いつつも、いまはまだ必ずケーブルが必要なことをご理解頂いた方が良いと思います。
すべて無線になるとスッキリすると思いますが、私たち自然な生き物の細胞の方は、あまりスッキリした状態で無くなるかも知れません。
人類が誕生して、これだけ多くの電気信号に包まれ、体の中に入り込んでいる時代は今までなかったのですから。
Bluetoothでは音声データを無線転送する際に、プレーヤー側で音声を一度圧縮する仕組みとなっています。
そのため、圧縮方式(コーデック)の種類によっては音質が劣化してしまうこともあります。
ほとんどの機器に対応している圧縮方式が「SBC」ですが、ほかのコーデックと比べて音質はかなり劣るようです。
Bluetoothスピーカーを購入される際には、高音質にコーデックを採用したものを選ぶようにしてください。
しかし、その適正なバージョン、プロファイル、コーデックを選ぶのはなかなか難しいかも知れません。
もちろんこういうことに強い興味をお持ちの方にとっては面白ことかも知れませんが、ただいい音を、簡単に聞きたい、簡単な方がいいけれど、やっぱりいい音で聞きたい、という方々にとって、その時のアンプ内蔵スピーカーの中から最もオーディオにふさわしいBluetoothを搭載しているスピーカーを探し出すのは容易なことではありません。
ではBluetoothスピーカーの正しい選び方とは?
逆説的になるかも知れませんが、Bluetoothを搭載していないスピーカーを選び、その時代に最も進化したBluetoothレシーバーを外付けにするということかも知れません。
純粋にスピーカーとして素晴らしいものを選び、その入力端子にBluetoothレシーバーを接続しさえすればよいのです。
これならば、例えBluetoothレシーバーが故障したり、破損したり、バージョンやプロファイルが更新され陳腐化されてもレシーバーだけを買い替えるだけでよいのですから、いまの時流であるサステナビリティに沿っていますし、最もSDGs的なライフスタイルと言えるのではないでしょうか。