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絵も、音も、空気感が勝負だということ 葛飾北斎展

絵も、音も、空気感が勝負だということ 葛飾北斎展

北斎を見てきた。
絵も、音も、空気感が勝負だということを痛感した。

最も有名な神奈川沖浪裏は、空気感というよりはまるでアトラクションのような波の揺れを感じた。
駿州江尻の突風の吹く様は、まさに目に見えない空気の激しい動きである風を見事に感じさせてくれる。

体温に近い気温の夏の午後、平日にもかかわらずチケット売り場には行列ができていて、葛飾北斎の富嶽三十六景に裏富士を加えて四十六景を一堂に見られるのだから、こんな暑さの中でも人は集まるのかと感心して、最初の赤富士を見ていて気が付いた。
「そうか、これは『べらぼう』効果というやつか」
大河ドラマは浮世絵師を輩出させた蔦屋重三郎の物語と聞いている。
だからか、こんなに人が集まって、いや、主催の企画を練る人が、このタイミングに当ててきたからこその人気の行列なのだと納得した。

三十六景の連作の合間に同じ場所からと思われる歌川広重の富士山も突如として現れるので、その画風の違い、視点の違い、色合い、トーンの違いが明瞭に表現されていて、とても面白かった。

北斎は、ジャポニスムに染まったヨーロッパの一大ムーブメントとなった「印象派」の画家たちにとてつもない衝撃を与えたことが、実物の浮世絵を見てなるほどと合点した。
アカデミーのクラシックな室内画から飛び出して、日常の空気感を描き始めた印象派の画家たちにとって、北斎の線は魔法のように空気を、空間を描いている。
このとてつもない芸術が、陶器を包むクッション代わりに使われていたのだから、二重の驚きだったことだろう。

それにしても本物はすごい! 
マネ、モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホたちの憧れの北斎なのだから、当然のことなのだけれど。

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