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ガラスの瓶に詰まった人生のかけら

2024/07/06
直径10センチ高さ20センチくらいの小さなガラス瓶に私の人生が詰まっています。

こんなメールをいただいたのです。
少し長いのですが要約してしまうと うまく伝わらない気がして、ほとんどそのままご紹介します。(マーク・フォードのメルマガより)

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私はラジオのダイヤルを回して、お気に入りのラジオ番組を聴こうとしました。
その途中で、年配の男性の声が聞こえてきました。
落ち着いた魅力的な声の持ち主でした。
彼は話し相手に
「1000個のビー玉」について話していました。
興味をそそられた私はダイヤルを回す手を止め、彼の話を聞くことにしました。
「トム、ちょっと言わせてくれ。人生の優先順位を
しっかり見極めるのに役立つ、ある一つの方法があるんだ」

そして、彼は「1000個のビー玉」の説明を始めたのです。

「ある日、ちょっとした計算をしてみたんだ。平均的な人は
75歳くらいまで生きる。もちろん、もっと長生きする人もいれば、
もっと短命な人もいるが、平均すると人は75年くらい生きるんだ。

そこで私は75に52(1年間の週の数)をかけてみた。
すると3900になった。これが平均的な人の一生の土曜日の数だ。

ついてきてくれよ、トム。ここからが大事な部分なんだ。
私は55歳になるまで、人生の残り時間を詳しく考えることはなかった。

55歳になるまでに、私は2800以上の土曜日をすでに過ごしていたんだ。
75歳まで生きるとしたら、残りは1000日ほどしか楽しめないと思ったんだ。

そこで、私はおもちゃ屋に行って、ビー玉を全部買ってきた。
1000個のビー玉を揃えるのに、3軒のおもちゃ屋を回らなきゃならなかった。

家に持ち帰って、1000個のビー玉全部を大きな透明のプラスチックの容器に入れ、
ビー玉がパンパンに詰まったその容器をデスクの上に置いて、
毎日すぐ見れるようにしたんだ。

それ以来、毎週土曜日にビー玉を1つ取り出して捨てている。

ビー玉の量が減っていくのを見ることで、人生で本当に大切なことに
もっと集中できるようになった。
人生の残り時間を可視化することで毎日何をするべきかを考えるの
にかなり役立ったんだ。

トム、最後にもう一つだけ言わせてくれ。
今朝、私は容器から最後のビー玉を取り出した。
私が来週の土曜日まで死ななかったとするなら、
私は神様から人生を楽しむための
新たな時間をもらえたことになる。

そして、人生を豊かにするために私たち全員が使えるものが1つある。
それは毎日の少しの時間だ。

トム、君に会えて嬉しかった。
またここで会えることを楽しみにしているよ。

************************

マーク・フォードは、その日のアポイントをキャンセルして
ラジオが流れていた車のハンドルを切って、急いで向かったそうです。
どこへ?
もちろんビー玉を買うためにおもちゃ屋さんへ。

我が家は狭いので、ビー玉1,000個も置けないのです。
でも日本にはもっと場所を取らない、おはじき、というものがあることに気がつきました。
大きな金魚鉢を用意しなくても、残りの人生はこのガラス瓶に収まるのです。
トムに話しかけているこの人の土曜日が、私にとっては水曜日です。
と言っても、本社はお休みをいただいていますが、
検品、検音、配送センターは営業していますので、
私にとっては水曜日もまた営業日であることは確かです。

おかげさまでおはじきはガラス瓶の口までいっぱいに
入っていますが、今日も一粒、抜き出しました。
毎日を心して掛からねば、と思いを新たにします。




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