エムズシステム

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究極のギター仕上げ『セヴィリア』Sevillaシリーズ

2020/06/22
スピーカーではない、すでに楽器である、というキャッチコピーに
込められたエムズシステムのコンセプトをそのまま具現化したのが
この「ギター仕上げ」です。
ディティールもまさしく楽器のように仕上げました。
発する音そのものはすでに「楽器」の領域に達しています。
そして存在自体も「楽器」にしてしまおうというのがこの新製品の
メインコンセプトです。
楽器は奏でられてこそ楽器ですが、そこに置いてあるだけでも
楽器として存在しています。
見るだけでも美しく、ひとたび音を発したら誰もが魅せられ虜に
なってしまうような存在。
ギター作りの本を買い求め読み進めていると、その中にギター職人の
サントス・エルナンデスが造ったギターを手にしたセゴビアの言葉を
見出しました。
「私はその響きを目覚めさせる前に長い間それを眺めた。曲線の優美さ、
きめ細かい木目の松の表面板の落ち着いた黄金色、正確に配置された
サウンドホールの周囲の精巧な装飾、ローズウッドの裏板と横板からなる
簡素な胸部からまっすぐほっそりと立ち、細い上品なヘッドに終わるネック、
要するにその特徴のすべて、その優美なボディのすべての線や特徴が、私の
心をしっかりと捉えた。まるで運命の赤い糸に導かれた女性が、最愛の
伴侶になるべき男の前に突然現れたようだった。私がギターを弾き始めたとき
私の全身は言い表しようのない幸福感に包まれた。その内なる質は、その外観
よりもはるかに完璧であることが分かった。その音色は低音部では深く、柔らかく
そして高音部では透明で、力強く、その音質は高貴で説得力があった。私は
ギター以外のすべてを忘れた」
何という美しい表現でしょう。
このセゴビアの言葉に触れた時から、これからエムズシステムのスピーカーを
手に取った人々が皆、こんな風な印象を持っていただけるような製品にして
行こうと思いました。
『セヴィリア』はまさにその思いを最も強く込めた逸品に仕上がりました。
熟達の職人さんによる1点ずつの手造りは究極の日本のものづくりそのものです。
ボディは美しい光沢のあるギター仕上げ。しかも見えない後ろ側のスピーカー
ケーブルを接続するターミナルには箱根の寄木細工で特注した端子板を使用
しました。
この楽器造りの熱い思いを込めてギターの産地アンダルシアの古都セヴィリアの
名を冠しました。
SV1001
SV1001


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