「そんな障害だとは思わなかったが、
実は最近、良く聞こえなくなった」
という人が周りにたくさんいます。
聴覚障害と命名しても、それがなぜ
起こってしまうのかという原因を
明らかにし、そこから改めて行かないと、
聴覚情報処理障害はこれからも
増える一方だと思われます。
ＷＨＯ世界保健機関が発表する
難聴へのリスクは、その年によって
大きく数値が異なるので、なんとも
言えないのですが、それでも数億人が
数年以内に難聴になる、というのは
厳然とした、いま、そこにある危機
であることは間違いなさそうです。
人類として数万年間か、それ以上の
年月を「指向性のない自然な音」を
聞いていたにも関わらず、この直近の
100年では、指向性の強い音に始終、
身を晒している状態です。
せっかくの安らぎのひと時である
はずの睡眠時にもイアフォーンを
付けっ放しにしていたのでは24時間
聴覚の休まる暇がありません。
聴覚の緊張を強いられ、持続させられていると
身体全体への疲労が増し、疲労が蓄積すると、
聴覚が働き難くなるというマイナスの
スパイラルに陥りやすくなります。
指向性の強い音、直接音、デジタル音
から一時遠ざかり、自然な音が流れている
空間に身を委ねましょう。
リラックスできる環境を作り上げることで、
聴覚の緊張もほどけ、身体の疲労も
和らいでいきます。
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