エムズシステム

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職業としての小説家

2018/08/28
村上春樹さんの本をよく読みます。
と言っても、最近の長編はあまり読んで
いません。
ですからハルキストでもないし、村上さん
ご自身が推奨される「村上主義者」でも
ないと思います。
ただ昔買った本を、いつの間にかまた手に
取り読み始めていることが多いのです。

割と最近買った本ではこの「職業としての
小説家」が、気に入っているというか、
気になっています。
実はつい最近「村上さんのところ」という
読者と著者のメール問答集のような本を
読んでいて、そう言えば、こうして人生
相談みたいな、またはなんでも相談室の
先生みたいな軽妙であり、真面目であり、
真剣である村上さんはどうやって小説家
になったたんだっけ?と思い直し、それを
ご自身がかなり綿密に解説していたことを
思い出したのです。

タイトルに反して、いや、反してはいない
のかも知れませんが、天職としての小説家
みたいな箇所を読み進めているうちに、
それはまるで、エムズシステムを始めた
ころの私みたいだと思ったのでした。

神宮球場で野球を見に行った時のことです。

『そのときの感覚を、僕はまだはっきりと
覚えています。それは空から何かがひらひらと
ゆっくり落ちてきて、それを両手でうまく
受け止められたような気分でした。
どうしてそれが、たまたま僕の手のひらに
落ちてきたのか、そのわけはよくわかりません。
そのときもわからなかったし、今でもわかりません。
しかし理由はともあれ、とにかくそれが起こった
のです。それは、なんといえばいいのか、ひとつの
啓示のような出来事でした』

エムズシステムのスピーカーとの出会いも
まさしくこんなふうでした。
なんとなく両手を差し出したその上にふわりと
スピーカーが軟着陸したような。
啓示とは思わなかったかも知れませんが、
12年後くらいに、このスピーカーは世界中に
広まるだろうなと、ただ漠然とそう思いました。
しっかりとした形のある物体でありながら、
何か、この世のものでなく、どこか遠い空、
天(?)から降ってきたような、とんでもない
本質的なメッセージ、それはまさしくこの
スピーカーが発している音そのものなのかも
知れませんが、そんなメッセージが込められた
ものとして私の両手の中にありました。

村上さんは試合の終わった神宮球場を後にして
新宿の紀伊國屋書店で原稿用紙と万年筆を買い、
小説家としての肚を決めました。

私は会社定款を「総合音響メーカー」と書き
換えました。

私はスピーカーに選ばれたのでしょうか?
開発者の方にそう聞くと、
「たまたまそこにいたからじゃないかなあ」
と笑われてしまいました。

「職業としてこのスピーカーの製造者であり
販売者であること」に感謝しています。

直感から2年ほど遅れていますが、(発売から
14年が経ちました)焦ることなく、これからも
製造し、販売して行きたいと思います。



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