ここまで暑くなると、外出するのが
億劫になってしますね。
それでも映画館で涼しく過ごすという
手もあります。
作品を作っている監督に怒られてしまう
かもしれませんが、確かに暑さを凌ぐ
場所としてはとてもいいかもしれません。
ところが、映画館で映画を観ると、かなり
疲れませんか？
2時間も目を凝らして観ているから、目が
疲れたのだと思いがちです。ところが
本当に疲れているのは「聴覚」だったの
です。
今では『音』にこだわる映画館も出て
きましたが、いずれにしても指向性の
強いスピーカーがある場所（リスニング
ポジション）に向けて設置されています。
300席ある映画館であれば、バランスの
取れた良い座席は3～5席くらいです。
残りの人たちはそこに結ばれた音像を
聞きに行っているのです。聴覚は緊張を
強いられ、一所懸命に音が結ばれた、
その音を聞きます。結果、疲れます。
ただ私たちには「耳が疲れた」という
表現が無いのです。
ですから使い慣れた、
「目が疲れた」
「頭が重い」
「肩が凝った」
といった表現に振り替えて耳の疲れを
訴えているのです。
人気のある映画で、良い座席が取れず、
前の方の左よりの座席で映画を1本観て
しまった、というご経験が誰にでもある
はずです。やけに疲れますよね。
あの偏重した音の中で、2時間過ごせば、
当然、耳は疲れているのです。
私たち人間は哺乳類の中でも聴覚動物
として分類されています。
生命の判断をする最も重要なセンサーを
何に委ねているかで分類されます。
犬たちはあの超高感度の臭いを嗅ぎわける
機能から嗅覚動物と呼ばれます。
ヒトは聴覚です。ヒトの生き死にを決定
するような状況で何に判断を委ねるか？
聴覚です。
生まれたときから死ぬまで聴覚だけは
休むことなく24時間365日稼働して
います。生物として生きて行くための
大切なセンサーですから休むわけには
いかないのです。
深い眠りにおちている時でも、ちょっと
したもの音で目を覚まします。
何か良く分からないものがそこにいる？
のではないか、と言う時に全身が耳と
なって、そのものの気配を探ります。
聴覚が全開しているのです。
生きて行く上でとても大切なセンサー
なので、うまれた時、胎児の細胞の中で
最初に作られるのが「聴覚」です。
日常の生活に置いてはこの大切なセンサーに
バランスの良い、優しい音を与えたいと
思いませんか？
過剰な緊張を強いることのない、豊かな
音色が空間全体に広がって、身体を
包み込むように聞こえてくる、そんな音
の中で生活したいと思いませんか。
いまここにあります。エムズシステム。
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