『「桜の花の満開の下で、ああ、いま生きているこの世界こそ本当の天国なんだ、 何故なら、この不思議な妙なる調べが身を包んでくれているではないか」と 思わせてくれる曲、音、映画。』
曲とありますが、オトリストですから、音楽に限らず、映画の音声や、街角の音、人の声、自然な音、テーマに沿っていればどんな音でも。
世界でただひとつのオトリストを皆さまとご一緒に作っって行きたいと思います。
今回も素晴らしい曲・映画がたくさん集まりました。
よく聞くあの曲で、聞いたこともない初めての曲で、お楽しみください。
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「what a wonderful world」
ルイ・アームストロング / ステイシー・ケント / ルネ・ドミニク
1967年に発表されルイ・アームストロングが歌った「この素晴らしき世界」が1987年製作の 「グッドモーニング・ヴェトナム」という映画のサントラに使われました。ロビン・ウィリアムスの型破りなDJ振りと、戦争の只中に流れるこの美しい曲が印象的でした。コロナ前、よく旅をしていた頃、飛行機の窓から雲の切れ間に地上の緑が見えたとき、ヘッドホンから 流れたのがこの曲で、ステイシー・ケントの声に浸りながら、確かにこの世界は美しいと思いました。ルネ・ドミニクの「この素晴らしき世界」は今朝、発見しました。スゴイ才能を発掘したと思ったらジェイソン・ムラーズとのデュエットの動画は5700万回越えをしていて、すでに大人気の歌手でした。ウクレレにのせた素敵な声を聞いていると、この世こそ 天国に違いないと、と思えてきます。
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はっぴいえんどの他の曲に(春よ来い)や(春らんまん)等、桜満開のイメージの曲がありますが、自分には(風をあつめて)という言葉の方が春を感じる事が出来ます。
どの季節でも共感できそうなのに、春を感じれるなんて不思議な感覚です。
「ロスト・イン・トランスレーション」 ソフィア・コッポラ監督
先程のはっぴいえんどの(風をあつめて)がサントラで使われている映画ですが、海外の人が東京や京都で映画を撮ると、(こんな感じになるんだなー)と、何とも不思議な感覚になったの覚えています。場面毎に後ろで鳴っている音楽も最初は違和感を感じるのですが、見終わった後にはその違和感はなくなっており、自分の心にスーッと馴染んでいました。
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「little forest 冬/春」 森淳一 監督
東北地方の農村で自給自足の生活をおくる女性、いち子の日常を淡々と綴った作品です。
大きく盛り上がる話では無いてすが、農村の美しい景色や、美味しそうな料理を見ると、こんな生活もアリかなぁ…と思わせる魅力があります。
二部作の作品になるので、ご覧になる方は前編の「夏/秋」編からどうぞ。
大学進学のために北海道から上京したての少女、卯月の日常を追った、青春映画です。
映像表現の美しさと、爽やかでノスタルジックな雰囲気に、松たか子さんの瑞々しい演技がぴったりとはまっていて、春になると見返したくなる作品です。
主人公 卯月の家族役で、本物の松本家が勢揃いしているシーンも見どころです。
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リヒャルト・シュトラウス 「4つの最後の歌」 第3曲 「眠りにつこうとして」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
お題の”不思議な妙なる調べ”で頭をよぎった歌曲。
シュトラウス晩年うみだされた音。
ヘルマン・ヘッセの詩に。
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「you are the storm」 the cardigans
「promises, promises」 Incubus
「I've been delivered」 The Wallflowers
春先はまだ寒いので、心地良いロックを聴くと丁度良い燃料になる気がします。
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「Corrente」 Bach (The California Guitar Trio)
「Symphony No.5」 Beethoven
「Time for Change」 Motley Clue
「That’s Life」 David Lee Roth
「Slaughter On Tenth Avenue」 The Ventures
「Watching The Wheels」 John Lennon
「Alabama Jubilee」 Chet Atkins
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両方とも桜の花が舞う映像が歌を聴くと出てきます。
感情は違うけど、頭に浮かぶ映像が同じなのが歌の素敵なところ
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みんなで作るオトリスト。
さあ、奮ってオトリストお寄せください。
次回の締め切りは 3月31日(金) までとなります。
次のお題は?
「銀河に浮かぶ地球は孤独な惑星なのか、それとも未知なる空間が
永遠に広がる宇宙には未だ見ぬ友達がたくさんいるのか。
星を見上げ地球に生まれたことを、喜ぶ歌、曲、音、映画」